BOSEは1日にしてならず

思ったことを書き残すスタイル。食べたもの、観たもの、読んだもの、今やっているゲームのはなし。

本屋と国語辞書と寄り道が大事な件

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本屋が好き

棚にずらりと並んだ本。平置きされている書店員おすすめの本。
自宅では到底実現できないまだ出会っていない知と娯楽の山だ。

様々な音が溢れている中で数少ない静寂のある公共の場というのもいい。

ボクはこれといって欲しい本がなくても本屋に行く。
一通り店内を回っていると目を引く本が必ずある。
それを手にしてパラパラとめくる。

そこに本があるからできること

まずは内容よりもフォントだったり配置だったり余白を見る。
そこでなんか違うとなったら静かに棚に戻す。
なんかいいなと思ったら目次をみる。

書き手の言いたいことはだいたい目次に集約されている。
目次を見て気になったページに行って読んでみる。

買うか買わないかはここで決まる。

どこで本を買う?

皆さんは本をどこで買うのだろうか。

今ならAmazonなどの通販サイトで検索して買う人が多いと思う。
通販サイトは便利だ。目的の本に一番の近道で到達できる。
在庫状況も一目瞭然。ちょっと試し読みもできたりする。

自宅に居ながら買い物できるし、購入閲覧の傾向からレコメンド(おすすめ)までしてくれる。

ただ、本屋に比べて偶然の出会いは少ない。
先に書いたようなフィーリングの確認や内容も一部しか読めない。

辞書引いてる?

小学生の頃国語の授業で国語辞典を使って言葉の意味を調べる事がしばしばあった。
頭の中で「あかさたな」とか「まみむめも」とか五十音を縦横につぶやきながらページをめくる。
お目当ての言葉になかなか到達しない。
一語調べるのに時間がかかる。
辞書引きの速さを競って遊べるくらい時間がかかるものだった。

今ならググって一発で出てくる。
最短ルート、秒速だ。
辞書を引くのなんて非効率だ、と感じるほど早い。

でも辞書引きの際にあった調べたい言葉の左右にある他の言葉を目にすることがWeb検索にはない。
新しい言葉、知らない言葉に触れる事がない。
というか出来ないのだ。

寄り道が大切だと思うのです

昔に比べて今は情報が溢れている。
コンテンツが消化しきれないほどある。
だから目的に最短で行きたくなる。おかしなことじゃない。

でも寄り道するからいい事だってたくさんある。
だからボクは時々あえて寄り道をするようにしている。

人生最短ルートばかりでは疲れてしまうから。