「書く習慣」を読み終えてドッグイヤーを数えてみた
書く習慣を読み終えたので感想を書くことに
ただ書かれている内容を羅列するだけでは面白くない。
自分がどこでドッグイヤーをつけ何に感心したかを理由も添えて書きたいと思う。
ドッグイヤーとは本の端を折ってつけるしおりのようなもの。
ドッグイヤー数えてみた
各章ごとに何か所ドッグイヤーをつけたか数えてみた。
はじめに 人生なんて、「書く」だけで変わる・・・2箇所
第1章 言葉と仲良くなれば書けるようになる・・・6箇所
第2章 習慣になれば書くのが楽しくなる・・・・・2箇所
第3章 ネタを見つけられると止まらなくなる・・・1箇所
第4章 ちゃんと伝わると嬉しくなる・・・・・・・3箇所
第5章 読まれるともっと好きになる・・・・・・・3箇所
第6章 「書く」ことが与えてくれるもの・・・・・2箇所/19箇所
あらためて数えてみると圧倒的に第1章が多い。
題1章は書くことの第一歩を踏み出すための考え方について説明されている章で、ボクの中の書くための課題が明確になった。
特に印象に残っているのはここ
19箇所のドッグイヤーの中から特に印象に残っている部分とその理由をまとめてみる。
・誰かのためではなく自分のために書くと決めて書いてみる。
・自分はアホだと思う。
・起承転結を意識して書いたことがない。
今まで文章を書くときは誰かに読んでもらうことを想定して書いていた。
だから普段使わないような単語を使ったり、賢く見せるような文章を心がけていた。
本当はそんなことないのに。
この「自分のために、等身大で文法や構成を気にしないで自由に書いていい」ということに気づかせてもらったことで書くことへの抵抗がなくなって最初の一歩が踏み出せるようになりました。
序盤で「この本を手にしたよかった」と思ったし、このあとも最後まで読み続けようと思えました。
・良いおわらせ方を悩んで文章を寝かせるよりは無理矢理でも終わらせたほうがいい。
これも悩みを解消してくれた一言。
やっと一歩踏み出して書き出したにも関わらず、良い着地が見つけられずお蔵入りにした文章がどれだけあることか。
終わりよければ全てよし、というなんとなくかっこいい響きに憧れてちゃんと追われない文章がダメと思い込んでいました。
でも「まとまらないけどこれで終わりです」でもいいから終わらせるという発想を得て、目からウロコが落ちました。
思えば、天才バカボンの「これでいいのだ」もテレビ番組エンタの神様でネタの終盤で暗転させて無理やり終わらせるのもこのテクニックの最たるもんだったんだな〜。
・人生に意味なんてない。
人生は素晴らしいと聞こえのいい言葉はちょくちょく見かけるけど、人生に意味はないとバッサリ斬る感じが新鮮でした。
ここで著者への信頼度が一段階アップしました。
・意味づけするのは読んだ人。
逆転の発想。言われてみれば国語のテストだって書き手ではなく、テストを作った読み手の解釈をさも正しいかのように採点されているし、有名な絵画だって値段を決めるのは作者じゃなくて買い手だ。
だれかに読んでもらう(言い換えれば読ませる)ために意味をもたせようとして書こうとしていたことが如何に無駄な苦労だったかと気づいた。
プロの作家じゃあるまいし、そこに意味を持たせるのは傲慢だった。
その傲慢さに自分が押しつぶされてちゃ世話ないや。
・落ち着いたらやろう、明日やろうは絶対にやらない。
なにごとも最初の一歩を踏み出すのが大変。
やり始めたら意外と集中してできちまうという経験は誰しもしているはず。
無理やりにでもスキマ時間を見つけてやる。いや、スキマ時間を作ってやり始める。
これはいろんなシーンに当てはまる、人生を充実させる最重要テクニックだと思う。
・アウトプットが読書のメイン。印をつけた箇所を見て精査する。
読書を無駄にしない技。学生時代も「復習が大事」と言われていたとおり振り返って再確認することで脳に吸収できると思う。
今まさにやってますね(笑)。咀嚼してます。
・いかに本音を晒せるか
・いい子ちゃんな文章は良くも悪くも読まれない
読んだあとも頭に残っていた言葉。
Twitterは匿名なのにも関わらずそこで交流が生まれることで、もうひとりのボクが形成されていった。
そのもうひとりのボクがいい人に見られたいと本音を晒すことから逃げていることが気持ち悪かった。
そんなときに作者のいしかわゆきさんがTwitterでツイートされていたので思わず引用リツイートしたのがこれ。
演じている自分じゃない誰かのまま、外に向けて発信することは難しいし楽しくない。ひとりなのに「方向性の違い」といったバンドの解散理由みたいのが生まれてしまう。本当に好きなことは仕事にするな。と恩師に言われたことも社会では我儘じゃいられないから、という意味だと今気づいた。 https://t.co/HKjNuaX3xA
— ぐれやん (@nylon23) 2021年9月24日
他の人の感想も読んでみたいという気持ち
読書後の感想、印象に残っているところをまとめてみて、内容をさらに咀嚼するだけでなく、改めて自分を知ることができた。
当たり前だけど同じ本を読んでも人によって受け取り方は様々だし、心に響いた場所もその理由も違うと思う。
だから、他の人の感想も読んでみたい。
新たな気付きに出会えるかもしれない。
↓本に出会うには本屋に行くといい、という過去記事