TwitterがXになって
買収からの変化点
2022年10月27日 イーロン・マスクによりTwitterが買収される。
実に、440億ドル(6兆4000億円)という巨体な買収となった。
買収直後に大量解雇が行われた。
2023年1月11日 タイムラインで「おすすめ」がデフォルトに固定されるようになった。
フォローしていないアカウントのツイートを強制的に見せられる仕様。
2023年1月13日 Twitterクライアントアプリが使えなくなる。
突然のAPI変更によるものだと、後で判明する。
2023年7月24日 Twitterの名称が「X」に変更された。
少ししてアイコンも青い鳥から黒に白抜きのXに変わった。
他にもたくさんあるけれど私が実害を感じたものは以上の通り。
そのほとんどがアナウンスなく突然実行されたものばかり。
今のところ巨額の投資をして、今まで積み上げたものを思いつきでぶっ壊しているようにしか思えない。
それでもなおSNSの真ん中にいるTwitter
これだけやりたい放題をやって、今もなおSNSのど真ん中にTwitterは居る。
代わりになるものがなく不便になったと思いつつも使い続ける人がほとんどだからだ。
もしかしたらネット上で騒いでいるのはごく一部で多くの人は何とも思っていないのかもしれない。そう思えてくるほど。
私はイーロン・マスクの傍若無人ぶりに辟易したというのもあるが、その少し前から感じていたTwitterの居心地の悪さも相まって、Twitterからマストドンに拠点を移した。
楽しくなくなってきていたTwitter
私は2010年からTwitterをはじめたが、当時はツイートというよりもつぶやきという表現がしっくり来るようなゆる~い世界だった。
タイムラインに流れてくる意味のないつぶやきたちをなんとなく目にする感覚。
それが次第にユーザーが増え、謎のしきたりが横行しはじめ、主語が大きい主張が増えてきた。
ゆるさが次第になくなり好戦的な議論や炎上が当たり前になった。
私自身にも変化があった。
10数年居るとTwitterの中の自分に人格が形成され、コミュニティが出来、匿名なのに言いたいことも言いづらい八方美人なやりにくさが生まれてきていた。
Mastodonは不便でいい
Twitter買収が報道された直後の2022年11月にマストドンにアカウントを作った。
その時はまだまだTwitterに主軸を置くTwitter脳だったので、インスタンスの概念がわかりづらくて、検索もろくに出来ないマストドンが好きになれなかった。
あくまで「最近のTwitter」の代わりとなる場所を探していたので、マストドンは違うなと感じた。
それが一ヶ月も経たないうちに、TwitterはTwitter、MastodonはMastodon、別物であると認識してからはマストドンの居心地の良さがわかってきた。
検索なんか出来なくて良い。無理に検索して仲間を増やそうとする必要はない。
ローカルタイムラインや連合タイムラインを見て気になったトゥート(投稿)をお気に入りにしたりリブート(RT)すればいい。
ネット上の見ず知らずの他人なのだから一期一会でいい。
反応がさほどないので承認欲求高めのイヤな奴がほとんどいない。
Twitterに比べてユーザーが少ないのでうっとうしい公式アカウントや広告もほとんど無い。
主語の大きい喧嘩腰の連中がいない。
とてもいい。このままであってほしい。
Twitterで不便を感じない人はそこにいれば良い
マストドンいいなぁと思ってオススメしようと思ったけど、それはやるべきではないと思い直した。
ユーザーが増えるとTwitterのように面倒な人も増える。
タイムラインを眺めているだけで集団心理で攻撃的になってしまう。
何より管理者によるサーバー管理が大変になり下手したら閉鎖となる。
だからXに不便を感じていない人はどうぞそこにい続けて下さい。住処は別でいいです。