BOSEは1日にしてならず

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いまさらながらMDについて

今さらながらMDについて書こうと思ったきっかけ


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withnews.jpこの記事を読んで、MDに青春を捧げて来た20代を思い出し書き記そうと思った。

MDとは?

MDとはミニディスク(MiniDisc)の略である。
光学式磁気ディスクがプラスチックのケースに収まった形状をしており、多少雑に扱っても問題ない気軽さがあった。

カセットテープに比べ、コンパクトかつ高音質だったのでカセットテープからの乗り換えが発生して広まっていった。

こういう経緯があるので、コンポよりもポータブルオーディオ、いわゆるウォークマンでの展開がメインだった。

 MDが発売された当時高校生だったボクは「ディスクに録音できて持ち運べるなんて夢のようだ」と感動したのを覚えている。

ウォークマンといえばMDになっていった

今となってはソニーは保険や映画やプレイステーションの会社だが、創業時はラジオ、一時代を築いたのはパーソナルオーディオ(ウォークマン)だった。

www.sony.co.jpソニーの公式サイト「商品のあゆみ」をみても、恐ろしく小さな画像とテキストですっかりやる気のなさを感じずにはいられない。栄枯盛衰をものがたっている。

先にリンクをはった
「MD」国産技術の結晶が消えた理由 青春のマイベスト再生してみた
は、そんな栄枯盛衰を感じることが出来る記事だ。

ボクなりにMDがなぜ廃れてしまったのか振り返ってみた。

時代に取り残されたMD

独自規格(ATRAC3)へのこだわりが強すぎた。
古くはベータ、メモリースティックなどに見られるSONYさんの悪い癖。

よりよい音質へという思いがあったので致し方ない面もあるが、
iPodなどに搭載されていたMP3の採用が大幅に遅れてしまった。

また、グループにSMEソニー・ミュージック)があり著作権保護が必須だったのが大きな足かせになっていたと思う。
MP3の導入に踏み切れなかったのは単に音質へのこだわりだけではなかったはずだ。

デジタル著作権管理 MagicGate がベースとなっている、音楽管理・再生ソフトウェアSonicStage(前身はOpenMG Jukebox)はコピーの回数制限(そもそもコピーではなく移動)というとんでもない使いにくさで、こんなもん絶対市場に受け入れるはずがないと感じた。

さらに大容量・長時間規格のHi-MDの開発が遅れてしまった。
既にAppleiPodがリリースされており、時代は大容量・大量の音楽を持ち歩くスタイルに移行し始めていた。
それに対応できる手段だったHi-MDの開発が遅れてしまったことでオセロをひっくり返すことが出来なくなってしまった。

こうして振り返ってみると、なくなるべくしてなくなったと言える。
レコードのようにアナログ音質にこだわるファンがいるわけでもなく、カセットテープのように生活に密着している期間が長かったわけでもないMDは、ユーザーの手元に編集したディスクが残るだけで再生することもなく消えていくのだろう。

すごく残念であるけれど、かくいうボクもすっかりスマートフォンで音楽を聴く生活に慣れてしまっているという現実があったりする。