BOSEは1日にしてならず

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RPGの定説が通じない楽しさ~スドリカ

スドリカはRPGなのか?

スドリカをプレイし始めた当初、戦闘システムにパズル要素が入ったRPGだと感じました。
※ここでいうRPGは、ドラクエやFFなどに代表されるコンピュータRPGを指します。

RPGといえば、敵を倒して経験値や通貨を手に入れ、レベルアップや装備の強化などで強くなっていくのが一般的です。

強い敵に遭遇し倒せない時は、弱い敵を倒してレベルをあげて再挑戦します。
このキャラクターの育成による自己成長の実感がRPGの面白さのひとつだと思います。

早々に訪れるレベルアップの制限

スドリカはスマホゲーにありがちなスタミナ制ではありません。
思う存分プレイできます。

メインであるストーリーモードを進めます。
1ステージが基本3回のバトルで区切られています。
序盤は敵も弱く、ストーリーの面白さも相まってサクサクと進められます。
ある程度進むと、強い敵に遭遇しました。

キャラの育成が足りないのだと思い、クリアしたステージに戻って敵を倒した際に異変に気付きます。

験値が入らない・・・・

スドリカではクリアしたステージを再挑戦してもマナ(経験値)やクレン(通貨)などの報酬が一切ありません。

どうやって育成するのか。これがRPGと言えるのかヽ(`Д´メ)ノ プンスカ!と憤慨しました。

育成だけではクリアできないゲーム性

スドリカは育成要素はあるものの、それだけでどうにかなるゲームではありません。
あるステージでは強いキャラやスキルもあるステージでは役にたたないこともあります。

  • 「レベルを上げて力で叩き潰す」が出来ないもどかしさ
  • キャラやスキルの組み合わせを熟考する
  • 補助スキル(挑発や盾、バフ等)の使い時を考える
  • 敵の動きをよく見る
  • 時には運も必要

これらが絡み合って、戦闘に勝利することが出来ます。

名作カードヒーローに匹敵する面白さ

愛して止まないゲームのひとつにトレード&バトル カードヒーローがあります。
カードとありますが、カードゲームではありません。

感覚的には将棋やチェスなどに近いものがあります。
スドリカは対戦形式ではありませんが、戦略の深さとそれに気づかせてくれる丁寧なチュートリアルカードヒーローに似ています。

要するに、めっちゃ好みのゲームです。

カードヒーローの詳細は過去記事を参照下さい。

nylon23.hateblo.jp

力づくでは絶対にクリアできないステージ

プレイしていて「よく出来ているな」というステージを紹介します。

ゲームの奥深さを教えてくれるステージは一番左の「チャレンジ」から初級訓練に入ると色々あります。f:id:nylon23:20180510210444p:plain

今回紹介するのは、初級訓練 T2-2 挑発です。
文字通り、挑発というスキルが鍵になるステージです。

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初級訓練はメンバー/レベルが固定されています。

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鍵となる挑発スキルを使うのは白属性(後衛)のセオドアです。
1ソウルスキル(白ソウル1つ消し)で発動します。

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同ステージバトル2で2体でてくるコケゴロンが厄介です。

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決して強くないのですが毎ターン土に潜り盾を強化します。
オレンジの+1675という数字は強化された盾の数値です。
固定されているこのメンバーでは盾を壊してダメージを与えることが出来ません。

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ここでセオドアの1ソウルスキル「挑発」の出番です。
前列の牙のあるグルンワルトを挑発状態にします。

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するとコケゴロンは土から出てグルンワルトを攻撃してきます。

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こうなったら勝ったも同然、グルンワルトやアタッカーの闇月で攻撃してコケゴロンを倒すことが出来ます。

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一気に3535ダメージを与えて倒すことが出来ました。

挑発を使わない限り、このステージを攻略することは出来ません。
敵や自キャラ、ソウルを長押しすることで情報を読むことが出来るのでそれをヒントに攻略方法を考え、実戦で試していくのは詰将棋のようで面白いです。

どこぞのプロジェクトのように、やれ1,000万ダメージだ1億ダメージだのとインフレしてキャラを使い捨てるゲームに疲れていたこともあり、スドリカの奥深さに喜びを噛みしめてプレイする日々です。