次の王者はどこから?
ボクが学生の頃、パソコンと言えばNECのPC98だった。
圧倒的なシェアでこの牙城が崩れることは無いと思っていた。
間もなくしてWindows95が発売された。あれよあれよという間にパソコンと言えばWindowsになっていった。
ウィンテルとはWindowsとIntelを掛け合わせた言葉。
パソコンのCPUはインテル製でOSはWindows。この組み合わせが当たり前だった。
この頃からインターネットが生活に組み込まれていった。パソコンはワープロや表計算をするための箱ではなくなった。
ISDNからADSL、光通信と回線のスピードが上がるにつれ、テレビを見る時間がネットサーフィンの時間に削られていった。
その中心にいるウィンテルの時代はどこまでも続くと思っていた。
ある時Yahoo!よりも早い検索エンジンがあると噂になった。それがGoogleだった。
いつしかネット検索=ググるになり、検索すると言えばGoogleでするもの、になっていった。
その検索エンジンから広告へのパスは違和感がなかった。
気付くと検索のGoogleがWindowsを食い始めていた。
ブラウザはIEではなくChromeを使うようになり、スマートフォンのOSもAndroidが一般的になった。ネットメールはGmailになり、クラウドサービスもAndroid端末との親和性でGoogle関連に集約となっている。
検索エンジンから広告収入でパソコン、ネットの中心にGoogleがいる構図となった。
いつまでも勝ち続ける企業はない。
でも王者交代が別ジャンルから違う手法で成り上がっていくのは何とも不思議な感覚だ。
Googleに成り代わる企業はどこからどうやって来るんだろう。すごく楽しみだ。