BOSEは1日にしてならず

思ったことを書き残すスタイル。食べたもの、観たもの、読んだもの、今やっているゲームのはなし。

ゲームと旬

ゲームって「旬」があると思うんです。遊ぶべき時というか遊び時ってのが。
ビッグウェーブさんじゃないけど波に乗り遅れたら、もう楽しめないと思うんです。

昔はそんなこと考えたことありませんでした。
ファミコン時代は、1年位前のゲームも普通に遊べていました。
高橋名人の冒険島をやったあとに、任天堂のベースボールやアーバンチャンピオンを普通に楽しんでいました。

ゲームの進化が始まったスーパーファミコン以後、いまさらファミコンなんて
などというクソ生意気な感情が生まれてきました。

時間の流れが加速していった感覚です。
新しくて刺激的なゲームが楽しめるのは幸せなことですが、少し前のゲームが楽しめなくなったのは残念なことなのかもしれません。

今は加速が続いています。MMOはその最たるものかも知れません。
次から次へコンテンツが追加されます。その速度は中〜上級者に合わせられたものです。
これは、定期的に課金するのはこれらの層なので、ビジネスとしてゲームがある以上あたりまえのことなんですが、どうにもファミっ子にはそれがシンドイのです。

ボクはMMOではドラクエ10を時々プレイしています。
ただ半ば惰性でプレイしているレベルです。
ボクにとってこのゲームは既にドラクエではありません。

真厄災に挑戦すること、スキルポイントが100を超えるクエストもやらない
イベントにも積極的には参加しないし、バージョン3は買うことが無いと思います。

今から新規でプレイするプレイヤーは少なからずいるんでしょうが、その人の目にこの仮想世界はどのように映るんでしょうか。
過疎化した村にポツンと放り出され、まわりにヒントを聞こうにもレベルの離れた人たちで会話が噛み合わず、調べたらカンストだの耐性理論値だの装備を揃えて100万ゴールドが一瞬で消えただの、絶望に変換される情報が溢れています。
ゆっくり楽しめばいいのですが、ゆっくりしてたら楽しめないのがMMOだとも思います。

ゲームが売れなくなっているという話題を耳にする機会が増えました。
その裏にはボクのようなゲームの旬を逃したおじさんがたくさんいるような気がします。

批判しているわけではなく、好きだったゲームの旬に楽しめなくなっている自分自身が残念なのです。